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写楽 謎多き天才絵師
クールジャパン研究部
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人気の作品50点を厳選!
さらに、詳しい解説付き!!
浮世絵史上随一の奇才がおくる名作の数々が、
あなたを江戸歌舞伎の世界へと誘う!!
突如として浮世絵界に現れ、
約10ヶ月という短い期間で再び忽然と姿を消した写楽。
20世紀初頭に、
ドイツ人のユリウス・クルトによる伝記『写楽』では、
世界三大肖像画家の1人として紹介された。
写楽と言えば、役者絵が有名で、
人気役者だけでなく他の絵師が描くことがない
中堅や端役も題材とした。
役者絵の他にも
肉筆扇面画や相撲絵、追善絵(ついぜんえ)
なども手がけた。
その作風は、役者の内面をのぞきこみ、
人間性をえぐり出すのを特徴としている。
表情やポーズを大胆に描いた個性的な作品の数々は、
それまでの江戸浮世絵の伝統を打ち壊した。
そして、もう一つ言及しておくべきは、
写楽が登場した年の前後で、
役者絵の制作枚数が3倍以上も伸びたということである。
浮世絵界を変えるほどの影響力を写楽は与えたのだ。
本書では、写楽による140点以上の浮世絵の中から
特に人気の高い作品を50点を選びだした。
さらに、詳しい解説(写楽について、作風、時代背景など)
をつけることでより深く理解していただけるよう工夫をした。
こんなにも私たちの心を惹きつけるはなぜであろうか。
こんなにも強烈な印象を与えるのはなぜであろうか。
写楽は、国をこえ、時代をこえ愛されている。
【目次】
まえがき
◆謎の天才浮世絵師・写楽
◆作風
◆時代背景
◆作品
(1)大首役者絵
(2)役者全身像
(3)相撲絵、追善絵、その他